友人のメンタルヘルスが心配!うつになる前に手を差し伸べる

うつ病の原因と症状

うつ病とは、その発症の仕組みや原因を明確には出来ていない気分の障害の一種とされています。
本症が持つ特異な症状の中には代表的な抑鬱状態や気持ちの落ち込み、または意欲や関心が低下する事で精神活動にも影響を及ぼし強い不安を感じる事や継続した悲しみを感じる事もあり、また入院を要し危険なケースとなる事もあり自殺企図あるいは念慮する事もあるので精神に大きな負担を掛ける事になります。
はっきりとした原因を言及する事は出来ませんが、有力とされる仮説の内に「モノアミン説」があり、1960年代に唱えられた仮説ですが抗うつの効果が認められる成分を動物を被験対象として行われた試験では脳内の活動を助けるモノアミンであるであるNAや5-HTが各部位の神経の細胞内のシナプス間隙で増加している事が分かり、その為、脳内の科学物質の欠乏によって引き起こされると提唱され、今日に至るまでに開発された三環系、四環系、SSRI、SNRI、NaSSA等はこの仮説に基づいて研究開発された薬剤になり、罹患者に対しての投与で高い効果を上げる事が出来ています。
ですが、やはり医学の進歩に伴いこれだけが原因となる事は無いと考えられる様にもなり、罹患者本人の外部環境あるいは幼少期等の生育環境、または周囲環境等も要因とする事が出来るとされ、明確ではないもののこうした環境要因等も複雑に絡み合う事で生じる心の疾患と考えられています。
上記の抗うつ剤の五つの分類は症状に応じて医師の判断の元で適宜に増減するとされ、またシナプス間隙では物質の濃度を高める効果は内服してから直に発揮されますが、鬱状態の改善に至るまでには時間を要し数週間単位でかかるので即効性を期待出来るものではなく、また高血圧症を治療する際に血圧降下剤を用いる事がありますが、これには物質を減少させる作用を持つ薬になるので、高血圧症の方が必ずうつ病を発症するかと言われれば、そうでない事は分かっています。
その為、上記仮説もやはり仮説の範囲に留まるに過ぎず本症を語る上では十分でない事が分かり、今後の研究により明確になる事が期待されている疾患になります。